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2011年6月

2011年6月 4日 (土)

忘れられない最後の授業

僕が高校生の時、うちのクラスだけを受け持つ倫理の先生がいました。

この先生は、教科書はほとんど使わず、自分で集めた資料を元に、社会のことを色々と教えてくれました。

どういうことだかはっきり覚えてないのですが、その年を最後に、倫理の授業がなくなるということで、倫理だけを教えていたこの先生は、学校に必要なくなってしまい、他の高校に移り、何か別の仕事をすることになりました。

僕らがその先生の最後の生徒、ということになるのです。

そして、最後の授業。

視聴覚室で行われた授業は、一枚のプリントと共に、一本の映画を見るということで、先生は補足説明だけで終わりました。表情を変えず、少し寂しげに教室を去る姿が忘れられません。そのプリントも捨てずに取っておきました。

作品は、原作・野坂昭如 監督・高畑勲

「火垂の墓」

この作品と、原作者の行動が、この先生から最後の教え子へのメッセージとなりました。

Lastrinri

倫理・さようならビデオ

何を最後のビデオにするか迷いましたが、この映画を選びました。

戦争の残酷さ、本当の犠牲者は子どもたちであるということが実感としてせまってきます。

「1つぶのドロップ」が宝物であった飢えの時代、それに比べ、日本は今、空前の経済的繁栄をむかえています。

この物語のように、戦争で悲しく散った多くの無念の死の上に、現在の平和な日本があるならば、ロッキード事件がどうしても許せない。有罪(第一審)となった元首相が堂々と選挙で勝とうとしている。可能性がなくとも、新潟3区で立候補(衆議院)してみよう。この物語の作者、野坂さんはおそらくそう思って田中元首相にたたかいを挑みました。

私達はあきらめず、しらけず、不正や不公平に怒りを示さねばなりません。若い諸君に期待します。さようなら。


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