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2012年2月

2012年2月28日 (火)

街路樹の異変 2012年2月 パート1

僕は専門家じゃないし、こんなものを上げて何か意味があるのだろうか、と思いつつ、全然こういう話題を他で聞かないし、会った人に話しても同意してくれる人がほとんどいないので、もしかしたら貴重なのかもしれない、と自分に言い聞かせながら続けます。

街路樹が本当に変です。

今回最初にご紹介するのは、2月11日に行われたデモに参加中に撮影したものです。原宿近辺でしょうか、地理がよくわかっていません。

Grju_01_01

あまり変に見えないかもしれませんが、細い真新しい枝が全体的にばさばさ飛び出しています。拡大します。
※クリックで大きくなります
Grju_01_02

わかります?特に下の方の幹から直接出ているのがわかりやすいですね。

さらに…

※クリックで大きくなります
Grju_01_03_2

ちょっとぶれてしまいましたが、雰囲気は伝わるでしょうか。まるで、終了寸前の線香花火のように、細い枝が飛び出しまくってます。
いつものこの木を見ていないので、これが本当に異常なことだとは断定できませんが、近所の木で感じる異様さと同じものです。

さて、場所は変わってこちらはまた、東京南部、比較的空間線量が低いとされている地域です。

Grju_01_04

昨年の春から夏にかけて、木に妙に緑色のカビのような付着物が増えてたのですが、それは枝を落とされた切り口にも付くので、どんどん更新されていってるようです。そして、ここのところ、その上に上の写真のような分厚いコケが生えるようになりました。そうなっている木が大変多いです。一部では、キノコが生えてる木もあります。

Grju_01_05

こちらは、イチョウの木の根元。解かりづらいですが、中に空洞が出来ています。色々あるのですが、皮が元気で中身が枯れ木のようになってたり、皮がどんどん剥がれたり、とにかく皮と中身が別の挙動を示しているのです。妙な空洞も増えました。

そしておなじみのこれ…

Grju_01_06

これもイチョウですね。これは目の高さです。
幹からこんなに細い枝がばっさばっさ出るって、やっぱり異常でしょう。
そして見えてるように、太い枝を切り落とした跡がいくつもあります。見た感じだと、これはおそらく最近生えた枝です。こうやって、生えては落とされ生えては落とされ、といういたちごっこが各所で繰り広げられているのです。そして、次第に幹がボコボコになってしまいます。

場所を少し移動しまして、これは車道から少し離れた山道です。
街路樹は普段からダメージを受けているせいか、異常が顕著なのですが、山道の木にもやはり異常は見られます。

Grju_01_07

これは何と言う木かも知らないし、これが異常なのかも正直僕にはわかりません。しかし、ここは頻繁に通る場所ですし、今までこんな妙な剥けかたしてたら気になっていたはずだと思うのです。剥けてしまったらどうやら真っ白なようですし。

Grju_01_08

これはまた車道沿いです。
写真のように、根元に変な段差があって、急に太く、そして汚くなっている木もよく見られます。定点観測していないので、記憶に頼るしかないのですが、この段差の部分って、原発事故があった時の、地表の位置だと思うんです。それから徐々に一部が太い木が出てきた気がするんです。枝も、信じられない速さで伸びているので、本体の幹もこれくらい伸びてても不思議じゃないのです。今後どうなっていくのでしょうか。

そして次は、またもや不気味な写真です。

Grju_01_09

なんでしょう、この割れ目は。
そして、割れ目の下にある枝の切り口からまたさらに二本の枝が伸びてきています。
このように、中から引き裂かれたかのように、割れ目が出来ている木は本当に多いです。

そしてこれ・・・・・・

Grju_01_10

見える範囲で急に出てきた枝が6本。全部幹の途中から突き破るように出てきています。
そして、下の枝のあたりは、幹の軸がずれてる。割れ目の下と比べると、上が急に左に寄っているでしょう。そして上の割れ目から見える幹の中身はまるで枯れ木のよう…

ところでこれは全く不明なのですが、最後の2枚の写真に見られる、卵のようなものはなんでしょうか?下の写真で言うと、上の割れ目の下の左側にくっついてる。卵の殻のようで、穴が開いてるんです。何かがそこから出て行ったような。今まで見た記憶がないのですが、昨年からこれが付いてる木をよく見ます。何かの虫でしょうか?

みなさんのご近所に、こんなおかしな木はありませんか?

2012年2月25日 (土)

木が怖い

昨日に引き続き、溜まっている街路樹写真をご紹介いたします。
場所は、東京南部の、比較的空間線量が低いと見られている地域です。
時期は、昨年末から年始にかけて。

まずこちら。

Grj_nmns01

このように、幹が分かれてる部分が、たるみというかなんというか、おかしな状態で隆起し、あまった皮がぼろぼろ飛び出す、というようなものは初期段階からあったのですが、より酷くなっているような気がします。写真では、上のほうには切り傷のようなものも見えますが、こういった傷も多く、酷くなるとそこから剥けてきてしまいます。

Grj_nmns02

このように、横向きに傷が入り、割れてきてしまうものも多数。そこから枝が出たり、ぐぐぅっと曲がったりしているものもあります。

Grj_nmns03

これは傷が酷くなったのかどうかわかりませんが、大きく皮が剥がれてしまってます。写真では解かりづらいですが、傷の下の部分は完全に外れていて、上からぶら下がっている状態です。そうですね…50cmくらいでしょうか。こちらはおなじみの、カビのような付着物もあって緑色になってます。

Grj_nmns04

こちらは、プラタナスだと聞きました。
表面がつるんとしてて少しずつ皮が剥がれ、時間がたつにつれ色が変わるようで、表面がカラフルでとても綺麗な木です。
それが、こんなにごつごつ、そして内側から破壊されたように飛び出してます。
普段、枝などない高さなのですが…

酷い割れ目があるところに寄ってみます。

Grj_nmns05

さらに拡大。(※クリックで大きくなります)
Grj_nmns05c

割れ目の中に、何かが潜んでるような雰囲気。

同じ木の枝にも奇妙な塊が出来ていたので、下から撮影しました。

(※クリックで大きくなります)
Grj_nmns06


とにかくなにがどうなってるやら…という感じなので、拡大2連発。

まず左側(※クリックで大きくなります)
Grj_nmns06c1
甲殻類の腹みたいな感じになってしまってます。ぐっちゃぐちゃ。

右側(※クリックで大きくなります)
Grj_nmns06c2
こちらは、枝の下の部分がごっそり剥けて、中に枯れ木のような芯が見えてしまってます。
もう・・・・とても怖いです。

これらの木は、未来の自分、と考えるべきなのでしょうか。

2012年2月24日 (金)

イチョウが汚い

過去数回「街路樹の異変」として奇妙な状態になっている街路樹を紹介してきましたが、久々にそのシリーズです。

今回は、昨年12月に撮った、イチョウの写真です。

まずはこれ。

Icho111201

えー…なんと申しましょうか…汚いです。
枝にそって、そして全体的に枝の根元まで葉っぱが生えています。

こんな姿を見るのは初めてです。

次にこれ。

Icho111202

上の方は置いといて、下の方、例年通りなら枝がないところにも、多数の「ひこばえ()」があるので、幹の下の方まで葉がしげっています。いつもなら、下の方には葉がなく、上のほうにモサモサとしているものですが、今年は手入れが悪いだけ、ということはないと思います。
※「ひこばえ」とは、樹木の切り株 や根元から生えてくる若芽のこと。

上のほうも、なんだか枝の根元に近い方ばかり葉が残っていて、裸になった細い枝がバシバシ飛び出しています。

こんな汚い木ではなかった…

Icho111203

イチョウというのは、「ひこばえ」がよくある、と聞きましたが、異常に多いのですよ。
上の写真のように、木の根元からもいっぱい枝が出てきて葉を茂らしているのです。

wikipediaによると「環境悪化などによって主茎が弱った場合などには蘖(ひこばえ)が多数でることがある」とのことです…

真下から覗くと…
一本の木がジャングルのようです。普段はこんなに枝の根元まで葉はないです!

※クリックで拡大
Icho111204

2012年2月15日 (水)

大飯原発 ストレステストから再稼動への流れ サンデーモーニング

TBS サンデーモーニング 2012年2月12日放送

大飯原発のストレステストから再稼働への流れについて、分かりやすく解説してしましたので、ここにまとめます。

Ooist1

今回、審査書が取りまとめられたのは、ストレステストの一次評価のものです。

どれぐらいの規模の地震・津波が起きるとメルトダウンしてしまうのか、その最大値を調べたもので、今回大飯原発3・4号機についてはこういった数字が出ています。

Ooist2
地震動1260ガル 津波11.4m

しかし、これを超えた場合というのは計算していないんですね。これを計算し、何が起きるか推測、対策を考えるのは、二次評価で行うとしています。

ヨーロッパのストレステストですと、対策に生かすところまでで1つのストレステストになっているのですが、今回日本のストレステストというのはこのように、一次評価二次評価と分かれていて、一次評価が再稼働の条件としているのには、早く審査を通して再稼働をするためではないか、という声が上がっているんです。

これに関して原子力安全・保安院は、何故2段階の設定となったかは、『申し上げる立場にない』としています。何故ならこのストレステストが決まったのは、菅・前総理の時代のことだから。そしてその時の政治判断で2段階に分けられたから、それを根拠としているんですね。

で、このストレステストとは別に、福島の事故の分析と対策を今検討中なんですが、それは反映せずに一次評価を妥当と、審査書を取りまとめてしまったんです。

Ooist3

で、その後、こういった流れ、手続きを経て、再稼働する予定になっています。

2012年2月14日 (火)

茨城 復興シンポジウム「風評被害にどう立ち向かうか」 抜粋

2012年2月…震災から11ヶ月経ち、原発事故による放射能汚染が懸念される食品の暫定規制値も、4月から見直されるという話がある中放送された番組を紹介します。まだこんなこと言ってるのか、と思いますし、怖がる人は馬鹿、悪人といわんばかりの話の展開に腹が立ってしょうがありません。
特に気になる部分をピックアップして文字起こししましたので、放射線防護のためには役に立たないと思いますが、現状を把握するために、お時間ございましたら読んでみて下さい。

▼で区切った前後に繋がりはありません。

 

◆◆◆◆◆文字起こし始め◆◆◆◆◆

 

Op

【茨城県立図書館 水戸市 2011年11月13日】

茨城県内のメディア3社で作る、「茨城 魂!」プロジェクト主催のシンポジウムが開かれました。テーマは、風評被害にどう立ち向かうか。様々な分野の有識者がパネリストとして登壇し、来場者も交えた活発な討論が行われました。

パネリストをご紹介します。

Tauchi
茨城大学理学部教授の 田内 広(タウチ ヒロシ)さん
被曝と発癌リスクを研究する、放射線の専門家です。

Kakurai
茨城県農協五連会長の 加倉井 豊邦(カクライ トヨクニ)さん
農業生産者の代表として参加します。

Watanabe
北茨木市にある旅館の女将 渡辺 十九夜(ワタナベトクヨ)さん
観光業の現場が直面している現状を伝えに来ました。

Matsunaga
科学ライターの 松永 和紀(マツナガ ワキ)さん
風評被害の背景を消費者の立場から捉えています。

Hashimoto
茨城県知事 橋本 昌(ハシモト マサル)さん
行政責任者の立場から参加します。

Ose
コーディネーターを務めるのは、農林水産業が専門の、合瀬 宏毅(オウセヒロキ)解説委員です。

 


Matsunagaface 松永「最初の頃の消費者の、思いっていうのを今、あのぉ…、思い返してみますとぉ、えー、最初は、わー大変だ、も大変な事が起きたと、でーこの人たちをなんとか応援しなくちゃという気持ち、みんな、あのそんな気持ちになったんだと思うんです。ところがその後にーあのー原発の事故がありましてぇ、その後はもうわからないことだらけだったと思うんですね。色んな、あの知らない今まで聞いたこともない言葉、シーベルトとかベクレルとか、えー色んな言葉が出てきて、で次から次へとあのー出荷制限とかそれからま、それから原発自体の、あのー状態も非常に不安定な中で次から次へと色んな情報が出てきて、とにかく理解が追いつかなかったと、もう混乱してしまったと、さらにあの理解を促すための情報がやっぱり足りなかったということが非常に大きかったと、思いますね。で、もう1つはやっぱりマスメディアの週刊誌等の、行き過ぎた報道っていうのもありましたし、それからあのぉ…今回の災害はインターネットの影響っていうの非常に大きくて、あのツイッターなどで、あの間違った情報デマに近いような情報が拡散してしまったと、いうようなこともありましたので、とにかく消費者は、大混乱、あの、誰かとにかくきちっと話を整理して下さいと、それからあの産地の状況とかをですねぇ、今、まさに何が起きてるか正しいところ、あの、てきs、あのー、ま、間違ってない嘘でない本当の真実を見せてくださいという気持ちが消費者の、現状ではないかなというふうに思います」

 


Hashimotoface 茨城県知事「ま一旦うちへ来ていただけば、それなりに、あこんな状況かいうことで、口コミで広がっていくんじゃないかと期待をしております。なかなか、オフィシャルなアナウンスメントやっても信用してもらえない。これはやはり、現実に来てもらう、そして、みなさんがブログでもなんでも書いてもらう、というのが一番大事なことなのかな、という感じを持っております」

 


Tauchiface_2 田内「…略… で問題は内部被曝。これはあの実は、求めることは出来ません。これはもうあくまで、試算なんですけども、えー実はチェルノブイリ事故の時の、えー住民の被曝調査というの行われてまして、そこからわかっていることは、内部被曝の増加っていうのは外部被曝の増加と同じか、それより少ない方がほとんどだということが、えーわかっております。ですから、高めに見積もって、内部被曝も、えー外部被曝と同じだけ増えるというふうに仮定すると、えー先ほどの[0.41]ですねこれが[0.55]に変わる。全部足していきますとラドンっていうのは変わりませんので、足せば[1.7]ということになります。そゆ意味では、あの平常時の[1.4]っての引けば、え事故による、私の過剰被曝は、[1.7]-[1.4]の[0.3]になると。つまり[1]にはならないということが、えーここでおわかりいただけると思います」

 


Matsunagaface_2 松永「今までの、あのー…検査の話からいくと、まあこれは、その、問題報道というよりも、もうマスメディアの持ってる特性という部分があるのかもしれないですけれども、あの、問題のものあるだけ、ものだけ報道すると。あのー何万検体と、えー測っていて、えーほとんどが、えー不検出検出限界未満ですよ、とか非常に低い数値ですよというような、そのほとんどは報道しないで、非常にめずらしい物を、あの報道してしまうっていうのはやっぱりあのマスメディアの特性、ですね。それと、えー、消費側もですね、あまりにも沢山情報があってもう混乱する中で、もう…わからない!えい!とゼロじゃなきゃ!という、消費者の心理というのがあって、えー、ゼロ志向、そして今もずっとそのゼロ志向がますますちょっと強くなってる、というような気がします」

 


Matsunagaface_3 松永「あのー、えー、それと他国との比較、でぇ、高いの低いのっていうようなことが、言われてしまってそこでもやっぱり誤解を生んでしまったというところがあるように思いますあの、よく比較されるのあの、ベラルーシ、チェルノイリ、チェルノブイリの原発で、あの大きな被害を受けたベラルーシと比べて、高いんだと。あのベラルーシよりも、この基準値が高い、日本はとんでもない国なんだと。あの甘いということですね、高いということは基準が甘いということで、とんでもない国なんだ、というふうに、あの、おお、割と多くのマスメディアが報道してしまったんですけれども、調べてみると、そのベラルーシの基準ってのは9、1999年に定められてると、直後はもっとうんと日本よりもうんと高くてだんだん下がってきて、決まった数値と、この数値を比べて高いの低いのと言ってたような週刊誌等もあったんですねぇで、やはり勉強不足と、それから、脅かしてやろうと言うか、不安にさせた方が、マスメディア売れる、あの部数が伸びる、視聴率が上がる、そういう方向性があるので、やはりマスメディアの、あのー、この基準値における、もん、基準値の報道放射能リスク、放射線リスクにおける報道っていうのは、かなり問題があったなぁと…」

 


来場者「えーと現在のこの風評被害というのの一番の元凶は、マスコミの報道にあると思っております。先ほどから、500ベクレル200ベクレル盛んに出ております。これを本当に理解してる人、方、あるいはマスコミの報道の方、どれくらいいらっしゃるのかなあと私非常に心配です。500ベクレルの米で、毎日200グラム、1年間、食べて、何ミリシーベルトになるか、本当に分かる方、どれぐらいいらっしゃるんですかねぇ?」

Matsunagaface_4 松永「確かに、えー規制値の意味、あの、規制値、えー、き基準値を超えたっていうことは、実は摂取量、を考えてきちんと計算しないと、体への影響っていうのは出てこない。えー…それを、あのー今ご質問された方はきちっと量を、考えてけい、あのーえー計算すると大したことないじゃないかと、もう全くその通りなんですね。ところが、あのー、メディアは、えー多分理解していない人がかなり、の数いる、 どうでしょうか合瀬さん。 ははっ(笑) 
Smile1
Smile2
正直かなりの数いるのかなあと、それとまあ法的には、あのー量のもん、えーどのくらい食べるかっていうことは問題でなく、あのー基準値を超えるか超えないかっていうところで、法的な規制が行われますので、そこでその科学からですねぇ、その法的な規制っていうところに目が、あのー移ってしまって、本質的な科学的な意味をーえーマスメディアの記者っていうのが、ちと考えられなくなってる知識も足りなくてー、そこの報道が出来なくなってるっていう問題はもう非常に大きくあるというふうに思います」

 

◆◆◆◆◆文字起こし終わり◆◆◆◆◆

 

いかがですか?

多くの方が、このような論理で固まっているようなので、論破できるくらいのことを頭に入れておくといいと思います。

NHKでは、おそらく意図的に「暫定基準値」という言葉を使いますが、本来は「暫定規制値」です。
安全基準に適合している数値ではなく、政府が規制をかける数値です。

そして、暫定規制値は、生産者の生活を守るためではなく、消費者の身体を守るために運用する数値です。

この数値を基準として、「食べて応援しよう」と言うのは、完全に間違いなのです。

2012年2月 9日 (木)

福島県 双葉町 町長から、全国の原発立地地域の方々へ

先日、TBSサンデーモーニングで放送された映像をご紹介します。

東京電力・福島第一原子力発電所が立地している、双葉町の井戸川克隆町長が、1月30日、国会の事故調査委員と避難住民との意見交換会で話されたことです。
原発を今後どうするか考える時に、避けては通れない、避けてはいけない問題です。

非常にシンプルな問題ですが、経済、国防、雇用、電力、など、原子力発電について考える時に雑多な問題に捉われて、一番大切なことを忘れがちです。何度も思い出しましょう。

 

◇◇◇◇◇文字起こしはじめ◇◇◇◇◇

 

Futaba01

多くのあのー・・・ま、国民の皆さんがですね…

Futaba02

原発を誘致しておいて、あんなに交付金をもらって…いい思いをして

Futaba03

なんだ今頃放射能はいらないとはなんだとお叱りを受けるんですね。

Futaba04

確かに交付金を頂いていろんなものを整備しました建てました作りました。

Futaba05

でそれ以外に失ったものは膨大ですね。
先祖伝来のあの地域、土地を…う…失って、全てを失ってですね…

Futaba06_3

これをぜひあの全国の(原発を)立地のされている方には、見に来ていただきたい。

Futaba07_2

あの目を閉ざさないで、現実を見に来ていただきたいと思います。

 

◇◇◇◇◇文字起こし終わり◇◇◇◇◇

 

日々、問い直してください。

再び起こるかもしれない、この事故を、あなたは許容できますか?




 

2012年2月 1日 (水)

児童文学者・椋鳩十さんから、考える現在・未来。

原発とその周囲を取り巻く環境について考えてると、単純に放射能の危険や経済問題だけでは済まなくなってきます。そして、突き詰めていくと、日本が、世界が、人類がどこに向かっているか、ということが気になってきますね。

先日テレビ放送された、児童文学者・椋鳩十(むく はとじゅう)さんを紹介する番組が気になって、ある意味現状と同じことを言っているのではないか、と思い文字起こししました。

原発とは直接関係のない話題ですが、特に真ん中辺の戦争と文学の関係についてなど、興味深いものです。
よかったら読んでみてください。


◆◆◆◆◆以下文字起こし◆◆◆◆◆


NHK映像ファイル あの人に会いたい「椋鳩十(児童文学者)」

Mhj01

椋「イノシシとかね、クマなどはもう最も好きな動物のひとつですなぁ。というのはねぇ、あのー、人間との関わり合いの密度が濃い、イノシシとかクマとかいうのは、いわゆる狩人と。それから、全部彼らはねぇ、物語を背負って登場してくる」

【児童文学者 椋鳩十 1987(昭和62)年 82歳没】

子供向け動物文学の作者として知られる、椋鳩十さん。

Mhj02

母グマが、命がけで子グマを助ける物語、「月の輪グマ」そして、「片耳の大シカ」「孤島の野犬」など、日本における本格的な動物文学のジャンルを切り開きました。

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椋鳩十、本名、久保田彦穂さんは、明治38年、長野県天竜川沿いの村に生まれます。

父親が牧場を営んでいたこともあり、大自然の中で様々な動物たちと共に育ちました。

椋「庭続きが山だからね、南アルプスと中央アルプスの間の谷間ですからね。だから遊ぶと言えばねぇ、ほとんどもう山遊びが多かったねぇ。学校から帰るとすぐ、もう飛び出して山に行った。そして道だってねぇ、人がほとんど通るような道でないでしょ。だからそういうとこでねぇ、かげ、あの夕方になると"影ふみ遊び"というのやる。おなかがすくと家とっととっと駆けてく」

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文学に目覚めたのは、中学に入ってから。国語と英語、2人の先生との出会いがきっかけでした。

Mhj05
【佐々木八郎先生(国語)】

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【正木ひろし先生(英語)】

梅沢アナウンサー「どんな先生だったんですか?」

椋「2人ともねぇ、授業時間にねぇ、何か出てくるとちょっと脱線してはねぇ、すばらしい話をしてくれるんだ色々。人生論を語ってみたりね文学論を語ってみたりねぇ、そういう先生だったからねぇ、お願いしてねぇ、毎日ひとつ放課後にねぇ、講義をしてくれんか、なんでもいいから。そしたら「よし」というわけ、まだ若い先生だから引き受けてくれてねぇ、毎日毎日話を聞くでしょ。本を素晴らしい本を読んでもらうでしょ。毎日感動だからねぇ、だから、学校は出来なかったけど学校行くのは楽しくて楽しくてたまらなかったねぇ」

昭和5年、法政大学国文科を卒業。鹿児島で教員生活を送る傍ら、28歳の時、自由奔放に暮らす山の民を描いた小説を発表します。

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【発売禁止になった「鷲の唄」】

作品は、里見弴や大宅壮一などに絶賛されますが、発売禁止処分になってしまいます。

椋「あの、だんだんだんだん、あの戦、が、こう、激しくなってくるにしたがってねぇ、思想統一しなければ戦が出来なくなってくる」

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椋「思想統一の前に何がくるかというと、言論統制なわけ」

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椋「ところが私はね、自由放浪の民を扱っていた。そして、自由というのはいかにね、人間にとって楽しいものか。うん、人間の心を伸びやかにするものかというものを物語に書いてたから、そういうものがねぇ、やはり統制に触れちゃって書けなくなったの」

Mhj10

椋「それで、やめようと思っているところ、子供のものを書いてくれんか、そう言ってきたんです。ところが子供のものでも、統制にかかるわけ」

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椋「それで、あれ、動物にことよせてね、書こうと思った。特に戦が激しくなってくると、これは死を賛美しなければ戦は出来ない。死の賛美。そして、生きることなんていうことはねぇ、ひきょうだと、考えられている」

Mhj12

椋「だから私は、動物の習性にことよせてねぇ、生きることの美しさ、生きることの意義、そういうものを書こうと思った」

動物を描くことで、命の尊さを訴えたい。
椋さんは、動物の生態を調べるため、全国を旅しました。
代表作、孤島の野犬では、野生化した犬を見るため、鹿児島県の島に何度も通いました。

椋「毎月、(聞き取れず)、3年ばっか通ったけど見られないの。見なければ、どうも書く気がしなくてね、そして、3年目の年だったかねぇ、あたりがだんだんだんだん暗くなってきた時に、対岸でねぇ、何か光るものがあるんだ、紫色に光る、なんだろうと思ってみたらねぇ、それが、あの野犬だ、しかも、大型の日本犬で。じっとにらんでるんだよ、私たちを。びっくり仰天してねぇ、案内人も私も、逃げようと思ったんだけどそこで立って逃げたら追っかけてくるからね、だんだんだんだん後ずさりをして、堤防の上に上ったとたんにねぇ、足がガタガタ震えて力いっぱい走って逃げたんだ。そしたらその野犬がねぇ、うお~~とほえてね、頭の毛がみんなピューンと立つほど恐ろしかったよね。それから、野犬の話が、本当にもう、のってきて書けるようになりましたよねぇ」

椋さんの動物の生態調査は、徹底したものでした。家でも沢山の動物を飼い、観察日記を克明に付けます。

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椋「あのー、野生動物は、飼っては駄目、野生のままで見なければ本当の、あのー彼らの習性は分からない。そして、家畜はね、やはり、心をこめて飼わなければ、観察することは出来ないと、まこう思いましたな」

実際に飼っていた猫を主人公にした、「モモちゃんとあかね」。猫のモモと、椋さんの娘さんとの交流を描いたものです。

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梅沢アナ(朗読)「モモはすっかり年をとってボケてしまいました。モモは、死ぬときがいよいよ迫ってきたのを、動物の、あの不思議な心で感じ取ったのでしょう。そしてあかねの側で死にたかったに違いありません。とても考えられないような力をふりしぼって、あかねの声を頼りに階段を這い上がっていったのです。「おおモモ」あかねは、いとしさと感動のこもった気持ちでモモを抱き上げました。モモは、あかねに抱きかかえられながら、あかねの小指をくわえました。力尽きたモモは、あかねのひざにだかれたまま、あっという間に、冷たくなってしまったのです」

椋「これは、あのぉ、このあかねがねぇ、嫁に行く時にねぇ、何も持たしてやるものがなかったからねぇ、実際にあった話をそのまま、ほとんどそのままの状態で書いた、ノンフィクションの形で書いてねぇ、嫁に行く記念に、本にして持たしてやった物語なんですわ」

梅沢アナ「猫にも精神力があるって書いてますね」

椋「意志の強いもんだねぇ。愛する者のところにはねぇ、どんなことをしてでも行って、そのひざで死のうと思ったんだろうねぇ」

Mhj15

生き物の持つ力、そして、命の尊さを伝えたい。椋さんは、未来を背負う子供たちに語りかけます。

椋「調べていくとねぇ、トンボにしろアリにしろハチにしろヘビにしろ、みーんなそれぞれ不思議な力、不思議な力というよりも、素晴らしいかな? 素晴らしい力なんだ。地球上におるもの全部、生きてるもの全部に与えられてる。人間はそん中でまた素晴らしいでしょ?」

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椋「一人ひとりにみーんな別の力与えられてる」

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椋「絵の上手な人」

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椋「歌の上手な人」

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椋「手先の上手な人」

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椋「足の速い人」

Mhj21

椋「全部それぞれねぇ、素晴らしい力。君たちは全部、何かしらん、どういうものを持ってるかは知らんけれども、君たちの中には、素晴らしい宝物どんな人でもみんな1人ずつ持ってる」

生き物たちの命の輝き、そして、人との交流を描いた、椋鳩十さん。生きることの素晴らしさを語り伝えた生涯でした。

Mhj22

椋「君たちみんな素晴らしい力を持っているんだから、そういう力をどのようにして、出そうか、そういうこと考えること大事だと思うね。必ず君たちは将来、それぞれの力を発揮すると思う。思うだけでなしにそうしてもらいたいね」

Mhj23

【児童文学者 椋鳩十 1905-1987】


 

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