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2012年3月28日 (水)

暫定規制値の改定に備えて騙されないように再確認。

飲食品の暫定規制値が4月から改定されるということで、とっくに決まっていたことなのに、急に出てきた話かのようにテレビでは話題になってきました。しかし、この1年、全く何を見てきたのか、と言いたくなる酷い解説と印象操作。

暫定規制値の意味を再確認し、詭弁に騙されないように注意したいところです。

食品の放射能汚染を注視している方々の中にも、未だに勘違いしている人が多い、暫定規制値の意味をシンプルに考えてみましょう。

まず、言葉の問題ですが、当初「暫定規制値」なのか「暫定基準値」なのか、官僚の作った文書でも多少ぶれがあったのですが、政治家は「規制値」で統一されていて、テレビでは民放は「規制値」と表示するのが普通になってきました。しかし、相変わらずNHKだけは、「基準値」の方を使っています。

僕はツイッターで何度も言ってきましたが、これは重要な問題だと思っています。

言葉というものは、表面的な意味だけではなく、裏に込められた思惑までなんとなく人に伝わってしまうものです。何がそんなに違うんだ、と思うかたもおられるでしょうが、
「基準」という言葉を使うと、なんとなく安全基準、つまりその数値より下なら安全であることが確認されているように感じてしまうのではないでしょうか。

政治家は、最初から全く安全を保障してなどいないのです。

規制をかけると言っているだけなのです。

だから必ず、「暫定規制値」という言葉を使わなければなりません。

僕はとあるNHKアナウンサーに、ツイッターでこれについて質問しました。どうして本当は規制値なのに、NHKでは基準値と言うのですか?と。すると、返事はもらえませんでしたが、フォローしてくれました。

*

さて本題に入ります。

以下は例え話です。設定や数字は、あくまで架空の設定であり、どこかに同じ状況があることを表しているものではありませんので、ご了承ください。

*

まず、ある人が、とある小部屋に閉じ込められたとします。外には出られません。
その部屋には、4つのコップがあり、そのうち3つに水が入れてありました。

Water01

既に長い時間、何も口にしておらず、今、水を飲まなければ、一週間後に死んでしまう、という状態になっています。はたしてこの水は、飲んで大丈夫なものなのか。

Water02

コップをよく見ると、なにやら注意書きがあります。

「これらの水の一部は、ある毒物によって汚染されています」

そして、コップ一つひとつにもなにか書いてあります。

Water03

A:汚染なし
B:5日で死ぬ
C:10日で死ぬ
D:(空なので、飲まないことになるので、7日で死ぬ)

このような状況で、もちろん表示を信じるとしたら、誰が考えてもAの水を飲むことでしょう。

では、もし、Aの水が手に入らないとしたら…

Water04

残りの3つを、長生きできる順番に並べると…

C:10日で死ぬ
D:飲まないので7日で死ぬ
B:5日で死ぬ

ということになります。

これを、暫定規制値を決めて規制をかけるとしたら、飲まないよりも早く死ぬ、Bのみに規制をかけることになります。しかし、Cが安全ということにはなりません。


これが暫定規制値の運用の仕方と性質です。

実際の規制値が、時間がたつにつれて厳しくなっていくのは、汚染度が下がっていった場合に、上記の例で言えば、20日で死ぬ水が手に入るようになるなら、10日で死ぬ水はもう飲まないほうがいいことになる、ということになるわけです。

つまり、暫定規制値というものは、最初から"安全な数値"ではなく、"飢え死によりましな数値"なので、状況に応じて変化するのです。

だってそうでしょ?

最初500だったものが、数ヵ月後に100になったら、その間の数値はいったいなんなの?
人体に影響がない数値だったら、どうして下がるの?

そういったことから、暫定規制値以下であること自体を安全基準には出来ないので、それだけでその食物を避けることを風評と言ってはいけないのです。

もちろん、風評被害がないとは言いません。しかし、規制値以下なら安全なのに…という話をしていたら、その人は、理解していないか騙そうとしているかのどちらかということになります。

以上のように、暫定規制値とは、消費者の安全面から考えるべきことであって、決して生産者の経済面から考えるべきことではないのです。

生産者の収入を守るために、消費者が身体を差し出す。どう考えてもおかしな行為でしょ?

お金で解決できることはお金ですればいいのです。

そして、取り返しつかない土地の汚染や先祖代々の伝統などは、消費者が食べても救えないのです。

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